そもそも空き家バンクとは
地方公共団体が住民から空き家の登録を募り、空き家の利用を希望する人に物件情報を提供する制度をいう。
"一般財団法人 土地総合研究所「リサーチ・メモ 空き家バンクの目的・現状・課題」より
で、政府は今まで自治体単位でまとめていた空き家バンクの情報をまとめて検索できるような仕組みを作った。
それが「全国版空き家・空き地バンク」。
一括検索できる法人として、「LIFULL HOME'S」と「アットホーム」がある。
政府はHPで事業者を公募して決定し、2社が独立して運営しているとのことですが…なんだか怪しいですねww
私は実際これを今バリバリ使っているところなのですが、
調べてみると全国版に参加している自治体の参加率は全国平均43.0%…というなんとも微妙な数値。(R2.9月末データ)
つまり結局それぞれの自治体の空き家情報ページに行かないとあかん。という事です。実に面倒ですね。
物件数はじわじわ上昇しているので、これからもっと数値が上がるとは思いますが…うーん。
というか私的に面倒だなぁと感じている部分が、
例えば内見など、実際見てみたいなーとか思ったときに空き家バンクの「利用申請」をしないといけないわけで、
それを各自治体毎にしないといけない。と。
※利用登録を行わなくても物件情報を閲覧することは可能です。
自治体毎に、ネットですべて済むところもあれば、書類を実際に提出しないといけないところも…
うーん。さっきからうなりっぱなしですが。
ということで、実際に申請してみました。
利用申請2パターン
直接現地で手続き
こっちはまだやってないので、何とも言えませんが、通常の役所申請と同じ手順と思われます。
必要なのはこれまた自治体によって違ってくるので…;
・空き家バンク利用登録申込書(一応国交省が定めているのがこれっぽいです)
・物件交渉申込書(↑がいらない自治体で、実際に物件交渉に移る際に必要になる場合あり)
(R2.10月時点情報)
この書類を各自治体の対応する部署で提出。という事になります。
提出先部署は各自治体で異なりますので、自ら調査必須。
ネットで申請
メール申請の場合は直接申請と同じく・空き家バンク利用登録申込書(一応国交省が定めているのがこれっぽいです)
・物件交渉申込書(↑がいらない自治体で、実際に物件交渉に移る際に必要になる場合あり)
(R2.10月時点情報 すべての自治体を調べたわけではありません!)
これを空き家バンクを管理している自治体の担当に送ります。
大体HPが作られているパターンが多いので、そこ経由で調べると良いかと思います。
ネットで申請してみた!・Excel pdf化手順
まずは・空き家バンク利用登録申込書
こいつを探すか、利用方法を調べましょう。
「空き家バンク 〇〇(市の名前) 申込」みたいな感じで調べれば大体見つかります。(おそらく)
私が申請した自治体さんはexcelとpdfファイルがおいてあったのですべてPCで完・結!
プリンタ&スキャナがある場合・・・スキャンしてjpg形式でそのままもしくはpdfへ変換して送ります
1.pdfをダウンロードします。
2.手書き入力します
3.スキャンします(スマホアプリ「Adobe Scan」を使うとスマホでpdfを作れます)
4.送信!
プリンタがない場合・・・excelをpdf変換して送ります
1.excelをダウンロードします。
2.Officeを開いて入力します(ブラウザベースの無料版でOK)
「ファイル」メニューから
「印刷」を選択します
「続行」を選択します
「ここをクリックすると、ドキュメントの PDF が表示されます。」を選択します。設定は必要に応じていじってください。
「プリンター」のドロップダウンメニューから「PDFとして保存」を選択して「保存」します。
3.メールに添付して送信!
送った後は2日後に登録完了メールが届きました。(意外と早いぜ…!)
まとめ
基本的な考えとして空き家バンクはとても良い仕組みだと思います。空き家を減らせる(かも)しれないし、新たな田舎の発見がある(かも)しれないし。
が、結局自治体任せになっている部分が大きすぎて、統一感のないシステムになっているという印象を受けます。
なんでいっつも自治体任せになるのか…協力って言葉ry頭おry
と、政治的な話はさておき、今後もっと良い仕組みになっていく事を願うばかりです。